グッバイ花粉症

花粉症体験記A
以前、同じ職場に重度の花粉症患者がいました。本当に重度なのかどうか、飽くまでも同僚による自己判断なので詳しくはわかりませんが、とにかく重度と言っていました。どちらにせよ、その同僚は完全防備で通勤します。大きめのゴーグルとプロテクターのようなマスク、およそ格好良いとは言えない服装です。

「花粉症になればわかる、ファッションなどどうでもよくなる」

その同僚の名言です。

花粉症の時期になると会社内は窓を開ける事も許されず、食事は持参か店屋物、もしくは誰かに頼んで買ってきてもらうといった徹底したものでした。当時勤めていた会社は小さな会社で、当然オフィスも広いものではなく、日に何度かの換気をすることが通例になっていたのですが、花粉症の時期だけは、その同僚に許可が得られない限りは湿った空気が篭る部屋での労働を余儀なくされたものです。
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